“雪かき職人”育成に向け道場…山形・村山

雪かき、すごく気になります。こんなこともあるんですね。

　山形県村山総合支庁は来年１月３０〜３１日、村山市内で、首都圏などから除雪ボランティア希望者を受け入れて雪かきの基礎を学んでもらう２度目の「みちのく雪かき道場２０１０」を開催する。

　将来的には、道場経験者が、県内の豪雪・高齢化地域でボランティアとして活躍する青写真も描く。前回、雪かき実習を短期間に集中させ、過酷さのあまりばてた“苦い経験”を生かし、分散させ休憩も取らせるなど配慮した。とはいっても力仕事。心根が優しく、足腰の強い“雪かき職人”育成に向け、関係者はつわものからの募集を手ぐすね引いて待っている。

　県、村山市などでつくる実行委員会が主催。高齢化が進む県内豪雪地帯の除雪について「将来的に地域外からの応援、協力が不可欠になる」と危惧(きぐ)したのがきっかけ。これら地域では、地震発生後の防雪対策についても不安視されている。

　２００４年の中越地震後は、高齢化が進み、屋根の除雪の人出が足りない被災地で住宅倒壊が相次いだ。また、雪かきを手伝おうと駆けつけたボランティアがスニーカーなどの軽装で現地入りしたことも問題視された。同支庁雪プロジェクト推進班は、「豪雪地帯でのボランティア活動では、事前の基礎知識がより重要になる」と指摘する。

しかし、間違ってもいるような。どうも不思議なこともあるようで。

　今年１月に行われた第１回「雪かき道場」では、東京、茨城、新潟などから計１６人が参加。スコップの正しい持ち方すら知らなかった参加者が、短時間で大量に除雪できるようになるなど主催者側も手応えを感じたという。一方、１泊２日の日程のうち、屋外での実践演習が２日目に集中したため「参加者がばててしまった」（担当者）というアクシデントも。今回は実践演習を２日に分散し、休憩時間も増やして効率的に習得できるよう配慮する。

　道場では、講義に加え、スコップやスノーダンプの使い方、かんじきの履き方など雪かきの基礎を学習。一人暮らしの高齢者宅を訪問し、実践的な除雪も体験する。除雪知識をカルタで学ぶレクリエーションや、郷土料理を囲んだ地元住民との交流会も予定している。

引用はここまでです。

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